リターン・トゥ・フォーエバーの1974年発売のアルバム - Where Have I Known You Before/銀河の輝映

◆ Return To Forever featuring Chick Corea - Where Have I Known You Before/銀河の輝映


アメリカのフュージョン・バンド、リターン・トゥ・フォーエバー(Return To Forever:以下、RTFと略す)の1974年に発表されたアルバム。昔のアルバムで持っていないものを買おう・ジャズ・フュージョン編(と、勝手に呼んでいる)ということで、新宿のタワレコで探していたら、これが目に止まった。RTFのアルバムでこれはまだ持っていなかったので、買うことにしたのだ。

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RTFといえば、ジャズ・ピアニスト、チック・コリアとベーシストのスタンリー・クラークを中心に1970年代初頭に結成されたバンドで、メンバーチェンジや活動休止、再結成と色々と変遷してきたバンドだが、中心メンバーのチック・コリア亡き後(2021年2月に逝去)は、活動を休止しているのかな?(その辺のところは詳しくは知らない)
このアルバムからギタリストとして、アル・ディ・メオラが加入し、メンバーはチック・コリア(Chick Corea; piano, keyboards)、スタンリー・クラーク(Stanley Clarke; bass)、レニー・ホワイト(Lenny White; drums)、それからアル・ディ・メオラ(Al Di Meola; guitars)と、第2期と一般には称される黄金期のラインナップだ。

全体的には1970年代のフュージョン・サウンドそのものという感じだが、8曲中3曲、”Where Have I Loved You Before”(前にどこであなたを愛しましたっけ?)、”Where Have I Danced with You Before”(前にどこであなたと踊りましたっけ?)、それからアルバムタイトルの”Where Have I Known You Before”(前にどこであなたを知りましたっけ?)は、チック・コリアのアコースティック・ピアノによる短いソロピアノ楽曲だ。これら3つの曲はそれぞれ次の曲に繋がる構成になっているようだ。また、このアルバムから参加しているアル・ディ・メオラといえば、”速弾き”というイメージがあるが、この時彼はまだ20歳で、のちに到達する”超速弾き”フレーズはあまりないものの、随所にそれを彷彿させるフレーズを聴かせてくれている。
いずれにしても、他のバンドとは一線を画すRFTミュージックの世界を作り上げている。

RTFのアルバムでまだ持っていないものはありそうなので、また見つけたら買おうかな。

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