カシオペアの新作アルバム - New Topics

◆ CASIOPEA-P4 - New Topics


日本を代表するフュージョン・バンド、カシオペアの新作アルバム。新作が出たのは知っていたので、買おうと思っていたのだ。
1977年に結成され、1979年にデビューしたカシオペアは、長らくフュージョンシーンでトップを走り続けてきたが、途中、活動休止から再始動を経て、活動45周年の今年、PASIOPEA-P4として新たなスタートをきった。このアルバムはその第4章の幕開けとなるアルバムだ。

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PASIOPEA-P4のメンバーは野呂一生(guitar)、鳴瀬喜博(bass)、大髙清美(keyboards)、今井義頼(drums)で、今やオリジナルメンバーは野呂一生一人となってしまった。また、今回からドラムスは若手のドラマー、今井義頼が加入しているが、彼は実に25年ぶりの正式メンバーということだそうだ。

カシオペアといえば、親しみやすいメロディーと超絶テクニックのプレイが持ち味だが、今回のアルバムでもそれらを存分に堪能できる内容になっている(と思う)。まさにそこにカシオペア・ミュージックの世界が広がっている。収録されている楽曲の大半は野呂一生によるものだが、鳴瀬喜博、大髙清美、今井義頼による楽曲もそれぞれ1曲ずつ収録されている(鳴瀬作 “NoOne…EveryOne…"、大髙作 “Vivaciously”、今井作 “DAILY BREAD”)。これらを聴いていると、先月のブルーノート東京で行われたライブの様子がありありと脳裏に浮かんできた(僕にとっては久しぶりのブルーノート東京での”リアル”ライブだった)。

PASIOPEA-P4として第4幕がスタートしたが、この後どんな展開を見せてくれるのか楽しみだし、これからも日本のフュージョンシーンを(T-Squareと共に)引っ張っていってほしいと思う(もちろん、次代を担う活きのいい若手バンドにも活躍してほしいが)。

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